top of page
narumi07

溶射材

【溶射】

 溶射は、コーティング材料(金属・サーメット・セラミックスなど)を様々な熱源を用いて、溶融噴射し、被覆対象物表面に衝突させ、扁平に潰れた粒子を凝固・堆積させることにより皮膜を形成する表面改質技術です。溶射といっても様々な方式があり、使用する材料や熱源の種類等により分類されていますので、目的に応じて溶射方式と材料を選択することが重要です。


【溶射材料】  溶射材料は金属・サーメット・セラミックスなどがあります。

サーメット粉末 WC系----WC/Co,WC/Co/Cr,WC/Ni,WC/CrC/Ni,WC/耐食合金,WC/自溶合金,耐衝撃サーメット CrC系----CrC/NiCr,CrC/耐食合金 その他----ホウ化物サーメット(MoB/CoCr),硫化物サーメット(MoS2/Cu)など


セラミック粉末 All2O3,All2O3-TiO2,All2O3-SiO2,All2O3-MgO,All2O3-ZrO2,ZrO2-Y2O3 その他-----ZrO2,Y2O3,TiO2など




最新記事

サーメット

サーメット(Cermet)はセラミックス(Ceramics)と金属(Metal)を複合させた材料のことをいいます。組成割合からいうと、セラミック粒子の体積が15~85%程度です。金属に少量のセラミックスが分散複合されたODS合金がありますが、サーメットには分類されません。...

セラミック

溶射に使用されるセラミックスは、粉末、ロッド(セラミック粉末を焼結し棒状にしたもの)、フレキシブルコード(セラミック粉末を有機物チューブに充填したもの)の三種類です。 使用されるセラミックは一般的に酸化物系のセラミックスで、炭化物、ホウ化物、窒化物は高温まで加熱するとその多...

bottom of page